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地域とともに未来を描く。フュージョンエネルギーに“ロマン”を見出した理由

2026 9/28
SLE Members
2026年9月28日

Fusion Drivers -私たちが、実現する- Vol.2
戦略グループ 松出 尚也

Starlight Engineで働くメンバーに焦点を当てるインタビュー企画「Fusion Drivers -私たちが、実現する-」。今回は、FASTのサイト(建設場所)選定をリードする松出 尚也をご紹介します。

地域や自治体をはじめとするステークホルダーの皆様と共に未来の姿を描きたいという言葉の裏にどのような想いを秘めているのかを聞いてきました。

フュージョンエネルギーにロマンを感じた

– これまでのキャリアについて教えてください。

大学院では気候変動による災害の激甚化などへの適応をテーマに研究していました。実は最初から狙ってこの分野を選んだわけではなかったのですが、学んでいくうちに社会とのつながりや意義を感じるようになり、気づけば強い関心を持つようになっていました。博士課程への進学を考えた時期もありましたが、就職活動中に再生可能エネルギー企業の方と話をする機会があり、「社会実装の現場に出てみたい」と思うようになりました。

その後、風力発電や太陽光発電を手掛ける再生可能エネルギー企業に入社し、陸上風力発電の開発に携わりました。入社当時はまだ100人に満たない規模でしたが、在籍中に300人以上の規模まで成長し、組織が拡大していく過程を間近で見られたのは貴重な経験だったと思います。

特に印象に残っているのは、入社後すぐに駐在した島根県での仕事です。ほぼ一人で現地プロジェクトを担当することになり、最初はかなり戸惑いました。何から始めるべきなのか右も左もわからないなかではありましたが、プロジェクトを応援してくれている地元の方との折衝を皮切りに、地域の説明会に参加したり、議員の方と話したり、異なる意見を持つ方々と向き合ったり、毎日のように地域の方と対話を重ねていました。正直、大変なことも多かったですが、その経験を通じて「地域と信頼関係を築きながら事業を進める」という仕事の面白さを学び、今の仕事にもその経験が大きく活きています。

– どのようなきっかけでフュージョンエネルギーを知りましたか。

エネルギー業界の動向は以前から追いかけていましたし、原子力の歴史なども個人的に調べることがありました。ただ、当時の私にとってフュージョンエネルギーは「将来的には実現するかもしれないけれど、まだ遠い未来の話」という認識でした。ビジネスとして本格的に動いているとは思っていなかったのが本音です。

そんな中、たまたま学生時代の友人を通じて、京都フュージョニアリング社で働くエンジニアメンバーと話をする機会がありました。そのときに初めて、本当にフュージョンエネルギーの実現を目指して動いている人たちがいることを知りました。

その後、国の資料やネットで調べられる情報を読み漁る中で、京都フュージョニアリングの取り組みやStarlight Engine(SLE)の存在を知りました。両社が公開している情報は具体性もあり、真剣に事業に向き合っている印象を持ちましたし、技術開発だけではなく、ビジネスとして成立させていこうとする姿勢や覚悟も感じられ記憶に残りました。

– なぜフュージョンエネルギー業界に飛び込み、SLEで働こうと思ったのですか。

抽象的かもしれませんが、フュージョンエネルギーに大きなロマンを感じたことが大きいです。前職で取り組んだ風力発電も社会にとっては非常に重要な技術です。ただ、フュージョンエネルギーは人類全体の未来に与えるインパクトがさらに大きいものだと感じています。難しい挑戦ですし、実現までの道のりは簡単なものではありません。それでも、人類にとって意味のあることに挑戦できる環境があることに強く惹かれました。

SLEは先ほどお話した通り、色々と調べる中で事業や計画が具体的であり、しっかりとした軸を持っていると感じていました。それは選考を通じて経営メンバーと会話するなかでも同じ印象で、明確なゴールを見据えながら、まだ誰も答えを持っていない場所へ進んでいく環境に魅力を感じて入社を決めました。

また、私の所属する戦略グループを管掌する副社長の東と会話した際には、彼の非連続なキャリアの変遷にも刺激を受けました。私はどちらかというと積み上げ型で物事を考えることが多かったこともあり、ここならこれまでにはないキャリアを築いていけるのではないかと思いましたね。

あとは、フュージョンエネルギーかつスタートアップという不確実性が高い環境は、人によっては不安かもしれませんが、私はそこに面白さを感じました。これまでのキャリアでも、整備された環境の中で決められたことを進めるよりも、まだ形になっていないものを自分で作り上げていくことにやりがいを感じていました。カオスな状況の中から方向性を見出していくような仕事は大変なことも多いですが、その分だけ達成した時の喜びもひとしおですね。

単なる調整役ではなく、共に歩むための未来を描く

– 現在はどのような仕事をしていますか。

現在はサイト(建設場所)に関連する業務全般を担当しています。関係者との調整や協議、安全性や地域貢献に関する説明など、自治体担当者をはじめとするステークホルダーの皆様とコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めています。

今年の7月にサイト公募を開始し、おかげ様で多くの関心を寄せていただいています。個別でのやり取りに加えてオンラインでの説明会も開催し、できる限り応募いただくにあたっての疑問を解消できるよう取り組んでいます。

調整ごとも多くありますが、それはこの仕事の本質ではありません。地域や自治体の皆様と共に、未来の姿を描いていくことこそ、この仕事の本質であり、醍醐味だと思っています。経済効果や産業振興、将来の地域の姿などを考えながら、このプロジェクトが地域にとってどんな意味を持つのかを一緒に作り上げていくことに、大きなやりがいを感じています。

– SLEの働く環境やメンバーについてどう感じていますか。

一言でいうと、みんな本当に真面目です。プロジェクトを前に進めたいという気持ちを持っている人ばかりですし、当事者意識も高く、誰かがやってくれるだろうと考えている人はいません。時々、お祭りみたいだなと思うこともありますね。もちろん騒がしいという意味ではなく、みんなが同じ目標に向かって必死になって頑張っているという意味です。

驚いた点で言うと、意思決定のスピードです。SLEでは経営メンバーとの距離が近く、必要な判断が次々と行われています。例えば私が入社して間もないタイミングでは、サイト公募を開始する判断が下り、経営陣を巻き込みながら短期間でまとめ上げることになりました。もちろん重要な決定ですので議論を重ねた上での決定ですが、スタートアップらしい推進力があり、「止まっていたら勝てない」という共通認識が組織全体にあると感じましたね。フュージョンエネルギー業界は目まぐるしく変化してとにかくスピードが速いので、この意思決定の速さは大きな強みだと感じています。

前例のない挑戦だからこそ楽しめる

– SLEでどんなことを成し遂げたいですか。

まずは今進めている「FAST」を、社会に良いインパクトを与えられるプロジェクトにしていきたいですね。FASTをきっかけに、多くの自治体から商用プラントの建設に関する相談が寄せられたり、海外からの引き合いによって輸出産業として成長したり、さらには新たな雇用創出につながったりと、さまざまな価値を生み出していければと思っています。

そのためにも、私自身が担当しているサイト開発の領域については、しっかりと責任を持って取り組んでいきたいです。地域や自治体の皆さんと誠実に向き合いながら、プロジェクトの実現に向けて一つひとつ着実に前に進めていきたいと考えています。

もちろん責任の大きい仕事ですが、今の仕事をとても楽しめていますし、それが自分のモチベーションにもなっています。もともと私は新しいことを知るのが好きですし、行ったことのない場所に足を運んだり、これまで出会ったことのない人と話したりすることにワクワクするタイプなので。フュージョンエネルギーの社会実装という前例のない挑戦に関われる今の環境は、まさにそんな好奇心を満たしてくれる仕事だと思っています。これからも誠実に課題と向き合いながら、未来につながる価値をつくっていきたいですね。

– 今後仲間となる候補者へメッセージをお願いします。

私自身、フュージョンエネルギーは大義のあるビジネスだと思っています。一方で、確実に前に進んでいるものの、まだ何も確立されてはいません。だからこそ、自分たちの手で新しい産業を作っていくという面白さがあるのだと思います。完成された世界に入るのではなく、これから作られていく世界に自分も関わりたいと思う人にとっては、とても魅力的な環境だと思います。

もしこの業界に関心を持っているのであれば、できる限り早いタイミングで飛び込んでいただくのが良いと思います。平坦な道ではありませんが、一緒に未来を切り拓いていく楽しさを共有できたらうれしいですね。


Starlight Engineでは、共にフュージョンエネルギーを実現する仲間を募集しています。
少しでも興味をお持ちいただけた方は、ぜひ求人サイトもご覧ください。

求人サイト:https://herp.careers/v1/sleenergy

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